もう飾られることがなくなった人形は、押し入れの奥で息苦しい思いをしているのではないか。
そんなふうに思ったこと、ないですか?
処分しようと思っても、そのまま捨てられるはずもなく、かわいそうになって結局、しまい込んでしまう。こういうご家庭が多いようです。
なるほど!雛人形や五月人形はお守り
五月人形には、大切な子どもを守ってくれるようにという願いが込められています。
雛人形は、「人形(ひとがた)」と呼ばれる、人の姿をかたどったものに身代わりをしてもらって、難を逃れる厄除けの儀式に由来しています。
子どもたちが無事に大人になったら、役目は終わります。
そのあと、この人形はしまい込まれて、いつか、手放すときが来るのです。
1.供養してお焚き上げ
古いお守りは、神社に納めますよね。だから、本来ならば、人形も神社に納めて供養してもらうべきなのでしょうね。
調べてみたら、神社やお寺で人形供養をしているところがかなりありました。それに加えて、全国で人形供養祭が行われています。
その他にも、大手の人形店でも受け付けていて、まとめて神社で供養してもらえるようです。持ち込む期間が決められている場合がありますから、いずれにせよ、事前に問い合わせをしてください。
このように人形に感謝の気持ちを込めて、供養していただけば、心安らかに手放すことができそうですね。
2.寄付するという手放し方
我が子のお守りになってくれた人形は、ほかの人のお守りにはなれません。ですから、個人に譲るのはやめたほうがいいでしょう。
また、老人ホームや保育園などの行事で飾りたいと、自治体を通じて寄付を募ることがあるようです。その場合は、お譲りしてもいいのではないでしょうか。
お年寄りや子どもたちに喜んでもらえるなら、人形も嬉しいと思います。
3.手放さないという選択
長い年月を共にしてきた人形には、思い出がたくさんあります。いくら役目が終わったからと言っても、手放すまでに少し時間が欲しいですね。
しまい込まずに飾る場所があるのなら、子どもが巣立ったあとも、実家で飾ることはいいことだと、大手人形店のホームページに載っていました。
その言葉を目にして、正直ホッとしました。
私は娘の雛人形が大好き♡で、ずっと飾り続けたいと思っていましたから。
人形の出し入れができるくらい元気な間は、手放さないと今決めました。よかった~!